逆張りは儲からない? 押し目買い・レンジの逆張りで勝てない理由

逆張りというと主にレンジ相場での手法です。

押し目買いも下がったところを買うのですから狭い範囲での逆張り、
戻り売りも上がったところを売るのですから狭い範囲での逆張りとしておきます。

レンジ相場(株価がある一定の範囲で上がったり下がったりを繰り返している)で
レンジの下限(下値支持線、サポートライン)で買い、上限(上値抵抗線、レジスタンスライン)で売る
というトレード方法ですが、この手法も一見シンプルで簡単そうに思えます。

一定の価格で買い、一定の価格で売るだけのこと、とてもわかりやすい。

前提条件としてレンジだということが分かっていなければなりません。
レンジだということがわからなければ買い場もわからないし、売り場もわかりません。

レンジだとわかるには、株価が何回も同じ所で反発したり反落したりを繰り返しているという事実が必要です。
同じ所でところで反発しているポイント、つまりチャートのいくつかの安値を結ぶラインが引け、
反落しているポイント、つまりチャートのいくつかの高値を結ぶラインが引けてはじめてレンジだとわかります。
ということはレンジだとわかるまでにある程度時間がかかります。

チャートを観察していて何度も同じ所で反発し、何度も同じ所で反落している銘柄をみつけたとします。
レンジ相場を作っている銘柄を発見したのです。

さあ、このレンジ相場の銘柄をレンジの下限で買って、レンジの上限で売れば簡単に儲かるじゃない!!!

となっていれば誰も苦労はしません。みんな儲かっちゃいます。

なぜ儲からないのか。

それはタイミングが遅いからです。

パッと見てレンジ相場だなとわかるチャートはすでにレンジ相場が終わりかけていることも多いのです。
レンジだと思って下限で買ったら下値支持線(サポートライン)を下抜けてしまった。
レンジだと思って上限で売ったら上値抵抗線(レジスタンスライン)を上抜けてしまった。
ということになります。

レンジ相場は永遠に続くとは限りません。相場はレンジになったり、トレンドが発生したり、
サッパリ動かなくなったり、よくわからない動きをしたりを繰り返します。

ようするに、レンジだとわかった時点でレンジトレードをしても遅いのです。

すでにレンジ相場が終わりそうな時にレンジだとわかり、それからやっとレンジの逆張りトレードをしかけ、
レンジが崩れても損切りをしません(損切りができません)。

特に株を始めたばかりの初心者は(初心者でなくても)損切りができない人が多く、
株価が戻ってきたらラッキーでやれやれ手仕舞いできますが、不利な方向へトレンドが発生しようものなら目も当てられません。
膨らみ続ける損失額が頭から離れず、毎日が地獄の日々になります。

押し目買いも同じ事が言えます。

押し目をつけて上昇しているな、じゃあ押し目で買えばいいのね、と押し目買いをすると
すでに押し目をつけて上昇している相場は終わっていたりします。

押し目を作って上昇した相場の次の様相がレンジならまだしも、下落に転じていたら目も当てられません。

押し目買いは1度目の押し目が一番リスクが低く、2番目、3番目とリスクが増え、
いつかは株価の上昇が止まり、レンジになったり、反落したりします。押し目と見えたところが反落の始まりなんてこともあります。
押し目買いチャンスが1回、2回とあまりないこともあります。

レンジだとわかった時にはすでにレンジの逆張りトレードをするにはタイミングが遅すぎ、
押し目買いをすればいいとわかった時にはすでに押し目買いトレードのチャンスがなくなっていたりします。

レンジの方がまだ傷は浅くなるかもしれせん。レンジ相場が崩れたらわりと早く気づくことができるからです。
損切りができるかどうかは別としてですが。

押し目買いのもくろみが外れると傷が深くなりがちです。
押し目買いをして、もっと下がるとまた押し目買いのポイントに見えたりするのです。ここを我慢しとけば反発するかもと。
そしてさらに下がるとまた次の押し目買いポイントに見え、さらに損が膨らみ、ますます損切りから遠ざかります。
つまり押し目の目測が外れた場合、こりゃダメだと気づくのが遅れるので損が大きくなります。

レンジの逆張りをするには、早期にレンジ相場であることを察知できていなければなりません。
上昇の押し目買いをするには、押し目を作っての上昇初期であることをできるだけ早く察知できていなければなりません。

チャートができていないうちにレンジ相場だの上昇相場初期だのわかりますか?
占い師でもないし、この後レンジになるのか上昇するのかわかりません。
チャートができていないうちに、レンジだとか上昇だとか判断できません。

チャートをたくさん見てトレードの経験を積んでいけばある程度予測できますし、予測と違ったということも早期にわかります。

ですが、株初心者、チャートを見慣れていない人は
レンジ相場や押し目を作って上がる上昇相場を早期に発見することができないのですから
逆張りで勝てないのも無理はありません。
相場状況を早期に認識できず、
状況認識できた時はすでに遅く、タイミングを逃し、レンジ相場でない時にレンジトレードをしようとします。

じゃあ、株の初心者はどうすればいいのよ?、ということになります。

レンジ相場の銘柄を発見してもレンジ逆張りができないならどうするの? 押し目買いができないならどうればいいの?

初心者でもできるトレード方法って?

レンジ相場の終わりかけしかわからないなら次に相場が変わった時にトレードするために待てばいいのです。
レンジ相場を発見できたということはレンジ相場でのトレードではなく次の相場に合ったトレードの準備ができるということなのです。

つまりレンジ上抜け、下抜けなどのブレイクアウト狙いです。

この手法なら早期の相場状況の把握を必要としません。むしろ遅い方が待つ時間が短くていいかもしれません。
終わりかけたレンジ相場が次の相場に移っていくのを待てばいいのです。

「早期の状況判断」より「待つ」ことの方が簡単ですね。経験もいりません。

株を始めたばかりの初心者の方、まだチャートの見方が慣れていない方、そしてどうやっても勝てない方、
逆張りではなく順張り(ブレイクアウト手法)をオススメしているのはチャートの様相、相場状況の認識をそれほど必要としないからです。

まったく必要ではないということではありませんよ。

レンジで逆張り、上昇トレンドで押し目買い、簡単に言われますが、勝ち続けるのは難しいです。
慣れないうちはレンジや上昇トレンドなど相場状況を早期に認識できないのです。

「株初心者です!」と胸を張って言える方は是非ブレイクアウト手法からはじめて下さい^^

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